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抽象と具象のあいだに立ちのぼる、記憶のような気配たち。ギャラリー国立では、画家・石田あゆ美による新作個展「重なりから生まれる景色」を2025年12月11日〜16日に開催します。油彩・ドローイング約20点を展示。

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石田あゆ美展

ー重なりから生まれる景色ー


淡いレイヤーと揺らぐ線のあいだから、

ひそやかな物語が立ち上がる。


◯ギャラリー国立では、画家・石田あゆ美による新作個展「重なりから生まれる景色」を開催します。

抽象と具象の境界を行き来する油彩とドローイング約20点を、1F・2Fの空間いっぱいにご紹介します。


◯展覧会について

石田あゆ美の絵画は、かすかな線やにじみ、淡い色の重なりから生まれる“小さな気配”をすくい取るように描かれています。

画面には、霧のような色の層の中から、人や動物、風景の断片を思わせるフォルムがふっと姿を見せ、また溶けていきます。


本展では、モチーフのひとつとして童話「ブレーメンの音楽隊」を取り上げています。

複数の存在が重なり合い、見る位置や距離によって、まったく違う物語が見えてくる——。

その構造に共鳴しながら、石田は「重なりから生まれる景色」を静かに描き出します。


◯作品の見どころ

• 抽象と具象がにじみ合う、独自の油彩表現

• かすかな線とにじみから立ち上がる「記憶の断片」のようなイメージ

• 童話「ブレーメンの音楽隊」をモチーフのひとつとした、新作シリーズ

• 1F・2Fの空間性をいかした約20点の展示構成


◯作家コメント

モチーフのひとつは童話“ブレーメンの音楽隊”です。

なにかが重なったり、それぞれの立ち位置で見えるものが変わることに興味があります。

油彩・ドローイング等、20点ほど展示します。

ー 石田あゆ美


◯作家プロフィール|石田 あゆ美(Ayumi Ishida)

油彩・ドローイングを中心に、抽象と具象のあいだに生まれる“気配”や“記憶の層”をテーマとして制作。

淡い色彩のレイヤーと繊細な線を重ね、言葉になる前の感情や物語の断片を描き出している。


主な個展

• 2024年「僅かな手がかりを追って」ギャラリー国立(東京)

• 2023年 個展 ギャラリー国立(東京)


現在もギャラリー国立にて継続的に作品を発表している。


◯開催情報

展覧会名:石田あゆ美展 ― 重なりから生まれる景色 ―

会 期 :2025年12月11日(木)〜12月16日(火)

時 間 :11:00〜18:00(最終日は17:00まで)

会 場 :GALLERY Kunitachi 1F・2F

入 場 :無料


◯会場アクセス

GALLERY Kunitachi(ギャラリー国立)

〒186-0004 東京都国立市中1-9-18 NTC高橋ビル 1F・2F


JR中央線「国立」駅南口より徒歩約3分。

大学通りを南に進み、一本目を左に曲がってすぐのビルです。


◯石田あゆ美さんは、2023年・2024年の個展を経て、ギャラリー国立でも多くのファンを生んできた作家です。

今回の新作では、重なりあう存在や視点のズレから生まれる“見えかたの違い”に、より深く向き合っています。


静かな画面の中に潜むかすかな動きを、どうぞ時間をかけて味わってください。

皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

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